2013年3月30日土曜日

私の小さな畑

去年までは、母と同じ畑で野菜を育てたりしていたのですが、
今年から私だけの圃場(!)を確保。



100坪ぐらいの小さな畑ですが、初めて自分で全部計画していろいろやってます。
地場・旬・自給」の笹村さんによると、100坪ぐらいあれば、一人分の食糧の自給はできるそうです。

ここでは、機械や肥料がいらない、自然農(不耕起栽培)でやってみようと思っていて
母にもそう説明しているのに、
ときどき手が空くとやってきて
「アンタのとこ、草生えてたから取っといたよ」とか言ってます。

草は生やしているの・・・



今のところ、去年の11月に植えた玉ねぎと
2月に植えたじゃがいも、
いちじくの挿し木のみ。

全体にあまり手がかからず、保存がきいて、よく食べるようなものを作りたいので、
他には豆類なんかを作ろうと思っています。



草の中の玉ねぎ だいぶ大きくなってきました。

じゃがいもはキタアカリとインカルージュ。
芽が出てきました。



いちじくの挿し木は、
あいはな農園さんからいただいた、ビオレソリエスの穂木を
挿しました。

こちらは、すでに芽のついたものを送っていただいたもの。
葉っぱがきれい。


どちらかがビオレソリエス、どちらかが緑のいちじくだそうです。(^^)


反対側の、笹原になっている100坪ぐらいの畑跡は
去年一度きれいにしたのに、1年放っておいたらまた元通り。
これから再度笹を刈り、ソバか陸稲を蒔く予定。



ソバは笹を枯らす効果があるらしいのですが、
あまりソバ食べないので、どうしようかなあ。

秋には強力小麦、「東海104号」というのを蒔いてみたいと思っています。




2013年3月29日金曜日

ザワークラウト

ウチのキャベツは鳥に食われてボロボロになってしまったのですが、
ご近所さんから立派なやつを3つもいただいたので
前々からやろうと思っていたザワークラウトを作ってみました。


ツイッター友のたらっこさんに教えていただいた
ハンガリー大使夫人のレシピは、パンを使って発酵を促すもの。

ロールキャベツに使うための酢キャベツ用のレシピなので、
ザワークラウトの段階でハーブやスパイスを入れるようには
なっていないようでした。

私はロールキャベツにはせず、そのまま食べてしまう可能性大なので、
一緒に入れてみることにしました。

おいしくできますように。(祈)


【レシピ】

必要なもの
キャベツ 1個(約1kg)
食パンまたはフランスパン 約150g
酢 50cc
塩・水

密閉できる容器

*スパイス
キャラウェイシード 小さじ1/2
ローリエ 2枚
粒こしょう 2粒 (つぶす)
唐辛子 1本 (種を出す)
ディル(生) 2~3本


  1. キャベツを千切りにして大きなボウルに入れ、
    熱湯1リットル、酢50cc、塩小さじ半分をまぜて注ぐ。
    そのまま3分ほどおいて、ざるに上げ、冷めたらきつく絞る
  2. ふたがしっかり閉まる容器に入れ、塩大さじ2杯をふる。
    (*スパイスはここで入れました)
  3. 水1リットルを注ぎ、パンを大きくちぎってのせ、
    しっかりフタをする。
  4. 室温21~2度で5日、24~5度で3~4日おく。
    軽く発酵味がしてきたら、パンを除き、キャベツをしっかり絞る。


2013年3月28日木曜日

さようなら、はっちゃん

はっちゃんの記事を書いたばかりだったのに、
こんなに早くお別れが来るとは・・・





今年に入って、なんだか大人しくなったな、年を取ったのだなあとは思っていました。

恋の季節で、ここ2、3日どこかに行っていたのですが、
昨日遅く帰って来てこたつの上で寝てました。

普段だったら私が触ったりすると逃げて行くのですが、昨日はじっとしてたので
なんだかおかしいなとは思ったのです。

その後、いつものようにTVの上に上がって寝ていたので、
そのまま私も寝てしまい、

朝起きたら、もうほとんど虫の息で、それからすぐに息を引き取りました。

あまり苦しまずに逝けたのが、慰めです。




動物が死ぬと、いろんなことを思いますが、

とりあえず私は、猫は猫らしく生きて、
でもあまりお腹をすかせたり、寒い思いをせずに過ごせて、
最期はできるだけラクに死ねたら一番いいと思っているので
はっちゃんは、まあまあいい人生を送ったのではないかと思っています。


さようなら、はっちゃん。

ボス猫のおしごとご苦労さま。
ゆっくりやすんでね。


2013年3月26日火曜日

みつばちの巣箱完成

みつばちの巣箱(重箱式)が(いちおう)完成しました。
本当は、半年ぐらい風雨にさらさないとハチが入ってくれないらしいですが、
もう春になってしまったので、来週あたり、このまま山に仕掛けてみます。


ミツバチの巣箱なんて、タダの四角い箱・・・とか思っていたけど、
今まで木工なんてろくにやったこともなく、道具もなく、材料をどこで入手すればよいかも分からず、なかなか大変でした。

切ってしばらく置いてたら反っちゃうし、いろいろ細かい細工(?)もあるし、
丸ノコもうまく使えなくて手ノコで切ったし。


一番下の段は掃除がしやすいように、扉式にしてみました。
巣門は藤原養蜂場方式で7mmにしたけど、びみょうに6mmっぽい気がする。。。
大丈夫だろうか。


できあがり。
けっこう、他のサイトで見るみたいな巣箱になってるのでは!
と、とりあえず満足。


みつばち、入ってくれるかなあ。

昔のくらし

蒲郡市博物館の常設展では、古民具などが展示されていたのでのぞいてきました。


たんすや箒、火鉢、おひつ。
こんな暮らしをしたことがあるわけではないのに(子供のころ使っていたものもあるけど)、
なんだか懐かしい。


私が欲しい、木製の唐箕も飾られていました。
どこかで譲ってくれないだろうか。


自給のくらしをしたい、山の中の古民家に住みたいとか考えている私は、この時代のような暮らしをしたいと思っているのかな?
と、ふと考えました。

きっと、今の暮らしに比べるととても不便だし、寒いし暑いし、すぐに嫌になってしまいそうな気がします。

でも、便利な現代の暮らしも、決して楽なわけではない。
どちらが辛いかと言われたら、どちらが辛いのでしょう。よく分かりません。

手間のかかる昔の手仕事にも楽しみはありますし。

そういうことは、「それしかなかった」時代には分からなかったことかもしれません。
きっと、40年前の人たちは、どんどん機械化されて便利になって快適になっていくことを
心から喜んでいたと思います。

私も、あんまり辛い思いをしてまで、自給にこだわろうとは思っていなくて、
きっと、私なりに快適で面白いと思う暮らし方があるはずだと思うのです。

心の赴くままに、やっていけたらいいなと思います。


2013年3月24日日曜日

手機場展

先日、蒲郡市博物館の手機場展に行ってきました。

手機場は、昔からの方法で布を織っている工房です。

棉の栽培から始まって、糸紡ぎ、染め、織りを全部手でやり、
地元の「三河縞」という織を復元しているそうです。

教室も開かれていて、前から興味があったので、見に行ってきました。

写真は撮りませんでしたが、すてきな着物や反物が展示されていました。
自分で織った布で着物生活もいいなあ。。。



草木で染められた糸。やさしい、きれいな色が出るのですね。



これは、棉の種を取る道具らしいです。


糸紡ぎ。
ちょっとやらせてもらいました。

なかなか、糸にしていくのは難しかったです。
すぐに切れてしまうし、太いところができたり細すぎたり・・・
紡ぎ車を回しすぎて、糸だけでなく綿まで撚ってしまったり・・・

かなり、修行が必要な感じ。。。
少しやっただけで疲れてしまいました。(´Д` ;)

ずっと正座してなくてはならないので、脚の筋肉がつりました。



あこがれの機織り機。
いつか自分で布を織れるようになったらいいなあ。

そういえば、昔買ったまま使いこなせず放置してある、卓上の手織り機が家にあるのでした。
まずはそれを復活させてみるか・・・




2013年3月23日土曜日

キンリョウヘンが届く

数年前からニホンミツバチに興味を持っていて、今年こそ
捕獲しようと準備をしています。

巣箱作りも大幅に遅れてはいますが、進行中。

そんな中、赤塚植物園さんに頼んであったキンリョウヘンが届きました。
大株で、元気そう。




しっかり花芽がついてます!
(見たところ、3つぐらいあった)

去年、小さめの株を買って、ちゃんと花芽がついていたのにもかかわらず、
咲かせられませんでした。

(買った時のポットのまましばらくおいていたら、根ぐされしてしまったようです。
すぐに鉢に植え替えてあげなくてはいけなかったらしい・・・
花芽は落ちてしまいました。(T_T)
でも株はなんとか生きてましたが)

なので、今年はちょっとふんぱつしてしっかりした大株を。

失敗しないよう、説明書をしっかり読みました。
どうか開花までこぎつけられますように。。。


一番の悩みは、ネコです。

ネコたちは、鉢が好きみたいで、
かなり重い鉢でも、体をこすりつけてひっくり返してしまいます。

これまでに、いくつの鉢ものがそれでダメになってしまったことか・・・


対策として、さらし中の巣箱の中に入れてカバーしました。
これでひっくり返されることはないはず・・・
(他の被害はあるかもですが)





無事花が咲いて、ミツバチがたくさん来てくれますように・・・(祈)



2013年3月8日金曜日

はっちゃん

うちのボス猫、はっちゃん。

なんか、猫ブログで有名になり、本になった「はっちゃん」というかわいい猫がいるらしいが、うちのはっちゃんは全然かわいくない。


はっちゃんは、うちに一番長くいる猫かもしれない。
このへんのボス猫だが、最近はちょっと年をとって大人しくなってきた。
それでも、ケンカはしている。

はっちゃんの前には「中トラ」(私のアイコンの写真)というのがボスだった。
その前には、白いペルシャっぽい顔の「ブタちゃん」とか、大きい黒猫の「大黒マキ」というのもいた。だんだん世代交代して、今は、はっちゃん。


春の縄張り争いで、顔はキズだらけ。

はっちゃんはいつでも戦う気まんまんで、縄張りをがんばって守っている。
はっちゃんが縄張り拡張のため出張すると、すかさず別のオス猫が入り込んでくる。
ボスは一瞬たりとも油断ができない。



これは、4年ぐらい前の写真。よく見るとまだ若い。

ボス猫の仕事は激務だ。

がんばれ、はっちゃん。


グーグーだって猫である

図書館に「グーグーだって猫である」5・6巻があったので借りてきた。



最初の方は友達に貸してもらって読んだのだが、ずいぶん前のことだ。
大島さんが吉祥寺のマンションを引き払って、猫のために戸建に引っ越したあたりまでは読んだ。
その後どうなったのだろう。

と思って読み始めると、そこに描かれていたのは、ほとんど私の生活そのものだった・・・


こんなに猫好きな人が他にいるとは・・・


しかし、大島さんの方が猫に対して献身的だ。
子猫育てもうまい。
ちゃんと猫ネットワークを持っていて、野良の子猫を何匹も里子に出したりしている。

市から「野良ネコにエサをやらないでください」と言われて、「それはできません」と果敢に立ち向かう姿には思わず拍手を送りたくなった。

全編、大島さんの猫への愛にあふれていて、あたたかく、そして切なくなるマンガだった。


どんなにかわいがっても、動物たちは先に死んでしまうのだ。

それを思うと、
愛しければ愛しいほど、悲しくなる。

「動物でも人でも、すごく好きになると、悲しくなる」というようなことを
糸井重里さん(か誰か)が言っていたけれど、
いつか来る別れを思って怖くなるからだろう。


でも、それが正しい順序で、逆になれば大変だ。

だから、いつか見送らなくてはならない。


生きているしばらくの間だけ、みっともないほど惜しみなく愛を交換して、
そして別れていく
人間と猫は、そういう関係なのだ。


2013年3月6日水曜日

食べることも愛することも、耕すことから始まる

食べることも愛することも、耕すことから始まる
脱ニューヨーカーのとんでもなく汚くて、ありえないほど美味しい生活
クリスティン・キンボール著 小梨直・訳
河出書房新社



図書館の農業コーナーで見つけたこの本、あまり期待せずに借りたのですが、意外に面白かったので感想を書いておきます。

ハーバードを卒業してニューヨークでライターとして働いていた著者が、若き有機農業者マークと出会い結婚、新しく二人の農場を始める最初の過酷な1年を描いた本です。
都会暮らしの女性が、夫や恋人につきあって農業の世界に入っていくというパターンは最近ではそうめずらしくもなくなっていると思いますが、さすがもとライターだけあって、深い洞察と表現力で思わず引き込まれました。
(途中の具体的な出来事については、ちょっと飛ばすところもありましたが・・・)

クリスティンとマークが経営するエセックス・ファームは500エーカー(約2km平米)の土地を農耕馬を使って耕し(現在ではトラクターも導入されているようす)、現在200人を超える会員にCSA(Community Supported Agriculture)という方式で食糧を提供しています。
生産している品目は穀類から豆、40種類以上の野菜、ハーブ、果物、牛肉・豚肉・トリ肉、卵、乳製品、メープルシロップなど、ふつうの食生活がほぼカバーできるようになっていて、会員は年間2900ドルを払えば、週1回農場に来て、食べたいものを食べたいだけ持って帰ることができるのだそうです。

CSAの発祥は日本だそうで、根づいてないのが残念ですが、すごくいいシステムだと思うので、私もいずれ本格的に農業をやるようになったら、導入することを考えようかと思いました。
もちろん、こんなに大規模にはできないですが、私でも、穀物、野菜、卵、山羊チーズ、蜂蜜あたりまではやれるのではないかと思います。会員は10~20人ぐらいで・・・(と、夢ふくらみました)

農産物はキッチリ計画しただけ同じ品質のものを作れないことも多いし、生ものだから在庫しておくこともできない。だから、出来上がったものを1個いくらで売る、というやり方では生計をたてるのは難しいのではないかと感じていました。何か、こういう生産者の活動を支えて行くシステムが必要だと思います。

それにしても、この本の中で著者はものすごく働いています。
行動的、そして迷いながらも新しいものを受け入れていく力には感心しました。
つい考えすぎて妄想にばかり浸りがちな私は、ちょっと喝を入れられた気分です。
そして、マークが魅力的。(頑固そうですが)。
農場の成功は、二人の人柄によるところが大きいのではないかと思いました。