図書館に「グーグーだって猫である」5・6巻があったので借りてきた。
最初の方は友達に貸してもらって読んだのだが、ずいぶん前のことだ。
大島さんが吉祥寺のマンションを引き払って、猫のために戸建に引っ越したあたりまでは読んだ。
その後どうなったのだろう。
と思って読み始めると、そこに描かれていたのは、ほとんど私の生活そのものだった・・・
こんなに猫好きな人が他にいるとは・・・
しかし、大島さんの方が猫に対して献身的だ。
子猫育てもうまい。
ちゃんと猫ネットワークを持っていて、野良の子猫を何匹も里子に出したりしている。
市から「野良ネコにエサをやらないでください」と言われて、「それはできません」と果敢に立ち向かう姿には思わず拍手を送りたくなった。
全編、大島さんの猫への愛にあふれていて、あたたかく、そして切なくなるマンガだった。
どんなにかわいがっても、動物たちは先に死んでしまうのだ。
それを思うと、
愛しければ愛しいほど、悲しくなる。
「動物でも人でも、すごく好きになると、悲しくなる」というようなことを
糸井重里さん(か誰か)が言っていたけれど、
いつか来る別れを思って怖くなるからだろう。
でも、それが正しい順序で、逆になれば大変だ。
だから、いつか見送らなくてはならない。
生きているしばらくの間だけ、みっともないほど惜しみなく愛を交換して、
そして別れていく
人間と猫は、そういう関係なのだ。
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