2013年3月8日金曜日

グーグーだって猫である

図書館に「グーグーだって猫である」5・6巻があったので借りてきた。



最初の方は友達に貸してもらって読んだのだが、ずいぶん前のことだ。
大島さんが吉祥寺のマンションを引き払って、猫のために戸建に引っ越したあたりまでは読んだ。
その後どうなったのだろう。

と思って読み始めると、そこに描かれていたのは、ほとんど私の生活そのものだった・・・


こんなに猫好きな人が他にいるとは・・・


しかし、大島さんの方が猫に対して献身的だ。
子猫育てもうまい。
ちゃんと猫ネットワークを持っていて、野良の子猫を何匹も里子に出したりしている。

市から「野良ネコにエサをやらないでください」と言われて、「それはできません」と果敢に立ち向かう姿には思わず拍手を送りたくなった。

全編、大島さんの猫への愛にあふれていて、あたたかく、そして切なくなるマンガだった。


どんなにかわいがっても、動物たちは先に死んでしまうのだ。

それを思うと、
愛しければ愛しいほど、悲しくなる。

「動物でも人でも、すごく好きになると、悲しくなる」というようなことを
糸井重里さん(か誰か)が言っていたけれど、
いつか来る別れを思って怖くなるからだろう。


でも、それが正しい順序で、逆になれば大変だ。

だから、いつか見送らなくてはならない。


生きているしばらくの間だけ、みっともないほど惜しみなく愛を交換して、
そして別れていく
人間と猫は、そういう関係なのだ。


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