2013年9月30日月曜日

小さい暮らし

「働かないの」というタイトルの本が出版されたと聞き、興味をひかれたのですが、まだ図書館になかったので、前作である「れんげ荘」を借りてきました。

45歳・独身の女性が、会社をやめ、実家を出て、月10万円ずつ貯金を切り崩しながら六畳一間の安アパートで生活するというお話です。

古い木造の家屋で生活している私には、れんげ荘での過酷な暮らしぶりは、手に取るようによく分かりました・・・。


まあ、過酷な暮らしはできれば避けたいし、水周りが共同なのもイヤなのですが、
小さな家で、シンプルな暮らしをするというのは、私にとってずっと憧れです。

小さな家、少ないモノ、ありあまる時間。

人は、プールつきの豪邸にも憧れますが、
自分ひとりで暮らす、小さな家にも憧れるものなのかもしれません。

アメリカでも「タイニー・ハウス」という、3坪ぐらいの小さな家に暮らす
ムーブメントが起こっているらしいです。



最近、15分掃除というのをやっていまして、
掃除が苦手な私ですが、毎日15分掃除をしていると、
それなりにキレイに暮らせるという話を聞き、実践しているわけです。

ナルホド、15分ぐらいだったら、「さあ、やるぞ!」と思わなくても、さっさとできます。
そして、毎日片付けている場所であれば、
ちょっと散らかったものを片づけるのも大変ではありません。

しかし、毎日掃除していると、今まで「まあいいや」と思っていたような
細かいところも、ヨゴレが気になってきたりして、
それはそれで、際限のない世界に入って行きそうな気はします。

(しかし、それがふつうの「掃除」のレベルなのかも・・・)

今、メインで使っているのは、8畳ぐらいの広さの部屋なのですが、
15分であれば、これぐらいの広さを掃除するのでいっぱいかな、と思います。

実際には、居室だけでなく、台所やお風呂・トイレなんかは
もっと掃除が必要なのですから、
キレイに暮らすためには、毎日1時間ぐらいは掃除に費やさなくてはならないわけで

これが居室が2部屋とか3部屋になったら、もっと掃除の時間が増えるわけで

それを思うと、毎日どれぐらいだったら、掃除に時間をかけられるか?というところから、
家の広さを逆算していくというのも、ひとつの方法かな、と思ったりしています。


しかし、いくら掃除が簡単だといっても、やはり6畳一間トイレ共同とか、
3坪のタイニーハウスではイヤで(年齢的にロフトベッドは長くは使えないと思われるため)、
居室と台所、水周り、ある程度の収納スペースで12~15坪ぐらいが
私にとっては理想かな、と思います。

2013年9月19日木曜日

キーホールガーデン 積層マルチ中

この間から作業しているキーホールガーデン、
「積層マルチ」という方法で作ることにしました。

窒素に富んだ層と、炭素に富んだ層を交互に積み上げ、
4層に畑をマルチする方法です。
雑草を抑え、散水もあまりしなくてよい、手のかからない畑を作る方法なのです。

パーマカルチャーセンター・ジャパンの本によると、

第1層(窒素の多い層)
もともと生えていた雑草を刈ったもの、鶏糞、生ゴミなどを積む。

第2層(炭素の多い層)
新聞紙、段ボール、木綿や羊毛、絹などの布で全体を覆う。
雑草を抑えるため、十分な厚さが必要。

第3層(窒素が多く炭素が少ない層)
堆肥、髪の毛、野菜くず、海藻、雑草を刈ったものなど
新しい表土になる層なので、厚さ7.5cmほど必要

第4層(炭素が多く窒素が少ない層)
わら、干し草、杉の葉、籾殻、落ち葉など
分解を遅くするための層で、15cmほどの厚みが必要

だそうです。

今日は、第1層のところに鶏糞をまき、
第2層の新聞紙、段ボールを敷くところ(半分ぐらいまで)やりました。
こんなにたくさん、段ボールやらありません。
そのへんから、かき集めてこなくては・・・


そして、どうやらけっこう高さが出そうなので、
周りをもう少しちゃんとしたもので囲ってやらないと、
上の層が流れていってしまいそうです。
ブロックとか、古い瓦とか、木の板で、囲った方がいいのかな。

高校英語とわたし

ともみんさんが、英語をがんばっているのに触発されたので、
私もちょっと英語のことを書いてみます。


私は子どものころから、なぜか海外のことに興味があり、英語にもあこがれがありました。
英語を勉強したこともないのに、「将来は通訳になる」とか思っていたものです。(^_^;)

中学では英語の勉強が楽しく、成績もよかったのですが、
高校になって、一気に難しくなり、量も大幅に増えて、
何をやっているのかさっぱり分からなくなって挫折。

英文科に進もうと思っていたのですが、「もう外国語はイヤ」と思い
別の学科を選びました。

大学受験の時はムリヤリ単語や文法をつめこみましたが、
入試が終わると同時にすべて忘れ
大学卒業時には、中学生以下のレベルに。

卒業旅行で初めて海外に行ったとき(中国でしたが)、
自分があまりにも英語ができなくなっていることにショックを受け、
英語のやり直しを決意しました。

最初に行った学校は渋谷のケンブリッジ・イングリッシュ・スクールという
ブリティッシュ・カウンシルが運営している学校でしたが、
(今でもあるのかな・・・)
授業がとても面白く、英語を学ぶ楽しさにふたたび目覚め、

その後はイギリスに語学留学に行ったり、
飯田橋のブリティッシュ・カウンシルの本校に通ったり(洋書の図書館があった)、
アルクの通信講座を受けたりして勉強を続け、
仕事も英語を使う仕事に変わり

英検やTOEICも受けて
いちおう、「英語、(まあまあ)できます」という素振りで
やってきたのですが、
まあ、実際は、英語は汲めども尽きぬ泉のよう・・・
できるというほどはできません。。。


今は、小さな塾で高校生たちに英語を教えていますが、
高校英語はやはり手ごわいです。

高校生を教えることになって、初めて文法書を見たとき、
あまりに難しいのでくらくらしました。(´Д` ;)

用語も難しく、わけがわかりません。
(動名詞の意味上の主語ってナニ!?
時・条件を表す副詞節ってナニ!?)


高校英語って、今でもこんなに難しいの!?
(昔と違って、今はもっと実用的な英語を教えてると思っていた+
自分が英語できるようになったから、高校英語も今ならカンタンかと思っていた)

長い間勉強してきたけど、「こういう時はこう言う」というかんじで
感覚的に覚えてきたことが多く、
また当時は「日本人は文法ばかり頭に詰め込んで、話すこともできない」などと
いうことが声高に言われていたこともあり
あまり複雑な文法を勉強しようと思ったことはなかったのです。

ソコソコ英語を知っている私でもいやになるのですから、
大して英語が好きでもない高校生なら、もっといやでしょう。

英語好きだった私を英語嫌いにしてしまった高校英語が
数十年を経て今もまだ、ほとんどそのまま、ここにあることに驚きました。
いったい教育委員会とかのエライ人たちは、高校英語をどう考えているのでしょう・・・


しかし、そんなことを言っていてもしかたないので、
教えるというよりは、生徒と一緒に勉強していく感じで授業をやっていきました。
(ごめん、生徒たち)

すると、その中で、今までぼんやりとしか分かっていなかったことが
文法的な説明で、かなりハッキリ理解できるようになり
「そういうことだったのか!」と目からウロコが落ちることもしばしば。

文法の知識が身に着くにつれ、
趣味で読んでいる洋書の理解度もだいぶ上がったように感じます。

「こんな表現、誰が使うの」と思っていたようなものも、
ときどきネット上で使われているのを発見したり・・・

そういう意味で、高校英語は(私のような者にとって)
かなり有益なものだったことを知りました。


しかし、やはり、中学卒業していきなりコレはどうなのかと思います。
高校では、中学で習った基本的な知識を、書いたり話したり、使いこなすことを
もっと重視するべきなのでは・・・

難しい文法は、大学に入って、もっと英語を勉強したい人がやればいいのでは、
と思います。


というわけで、ぶつぶつ言いながらも、
今の私は仕事をしながら英語の勉強をさせてもらっています。
毎回新しい発見があり、めんどくさいけど、面白いのです。

英語は、汲めども尽きぬ泉のよう・・・

どこまで行っても終わりがないのが、楽しいところなのかもしれません。


2013年9月18日水曜日

みつばち 突然のお別れ

15日から16日にかけての台風直撃で、みつばちの巣箱が飛ばされてしまいました。
一応、杭も立ててあったのですが、杭ごと倒され、
4段巣箱のうち1段が空の状態で近くに投げ出されていただけで、
残り3段はどこに行ったのか、畑じゅう見て回りましたが、見つかりません。

風でそんなにも飛ばされるものか、分かりません。
考えられるのは、横に側溝があるので、そこに落ちて
増水していたため、流されていってしまったのではないかということです。

側溝・・・見にくいですが、下の方に水が流れています。
普段はあまり水はないのですが。

少しだけ、残った巣箱にくっついていた蜂たちがいたので、
別の巣箱に重ねて元の位置に置いてみましたが
当然復活するわけもなく、
今日はもぬけのからになっていました。


これから2群、3群と増やしていこうと思っていたのに
またゼロになってしまってがっかりしたのと、

あんなに一生懸命働いていた蜂たちのことを思うと胸が痛みます・・・

春に台風が来たとき、大したことがなかったので、
今回も大丈夫だろうとたかをくくっていました。

側溝の横に巣箱を置いたのも、今になって思うといけなかったのです。
大きな木の下だから、そこがいいと思ったのですが、
倒れた時のことを全然考えていませんでした。

普段から風の強い地域なのに、風よけもなかったし・・・

いつになるかわかりませんが、次にみつばちを迎える時は、
畑の真ん中にキウイ棚を作って、その下に巣箱を置こうと思っています。
蜜源も少ないようなのが分かったので、ビービーツリーやユリノキを植えて、よりよい環境を作ってあげなければ・・・・



来年は春になったら山に待箱をたくさん仕掛けます。
新しい群れを迎えることができますように・・・




2013年9月14日土曜日

可睡斎

昨日、静岡県袋井市にある、可睡斎という曹洞宗のお寺に
阿部敏郎さんと雲黒斎さんの講演を聞きに行ってまいりました。
阿部さんは、以前、方広寺の向禅師との講演を聞いたことがあったのですが、
雲黒斎さんはずっと聞いてみたかったのですが、機会がなく、
初めて行ける距離での講演があるということで即刻参加を決めました。

せっかく袋井まで行くのだからと、その日だけ特別にふるまわれる精進料理
「お月見膳」も予約。
ぷち遠出にちょっとわくわくしながら、行ってまいりました。

可睡斎の境内も広いですが、
講演は、「瑞龍閣」という建物で行われ、中も見ることができました。
昭和初期の香りがする(昭和12年築だそうです)
昔行った老舗の旅館のようなたたずまい・・・
うつくしく、なつかしい雰囲気でした。

 すてきな窓。

この照明器具とかが昭和っぽい。
そしておばあちゃんの実家を思い出す大座敷。
(当然、こんな広くないですが)

そして、ひときわ異彩を放っていたのがこのトイレ。

 お不動さんがトイレの中に。
なんか、こんなトイレを夢で見たことがあります。

 個室の方。


手洗い場


写真を撮ってから気づいたのですが、
ここは男子用だったようです。
まあ、お寺ですしね・・・でも女性もみんな出入りしてました。

女性用トイレは別にちゃんとありましたが、
男性用はここだけだったかも・・・(男性のみなさん、すみません)


トイレの写真ばかり撮って、肝心の講演会とお月見膳の写真を撮りませんでした。

お月見膳も、とてもきれいでおいしく、
やはり食事はきちんと手をかけて、美しく盛り付けてこそ、たべもののありがたみを
感じながらいただくことができるのだなあ。
カレーとかスパゲッティとかばっかり、ざくざく食べていてはいかんなあ、
などと反省いたしました。

講演は盛況で、会場に入りきれないほどのお客さんが来場されたようです。
おおいに盛り上がり、充実した2時間半となりました。
ああ、いい夜だった。

2013年9月10日火曜日

キーホールガーデン作業中

ずっと放置されている庭の花壇だった場所を
キッチンガーデンにすることにしました。

今作っているのはキーホールガーデンと呼ばれるもの。

キーホールガーデンは、パーマカルチャー本に出てくる畑の形で、
円形の真ん中に、カギ穴のような通路が通っています。

外側からも内側からも作業ができるように
考えられているのですね。

しかし、ふつうの畑の四角い形に慣れているわたしには、
パーマカルチャー本に出てくる畑の形がなぜ丸いものが多いのか
ずっと不思議でした。

なにか、スピリチュアルな理想がそこにはあるのかもしれません・・・
有機的な何かとか、そういうような・・・

でも、ふつうの畑みたいに、四角い方が効率いいんじゃない?

と、あまりなじめないと感じていたのですが、
ウチの庭の放置花壇を見ていたら、なんとなく、
ここには円形が合うんじゃないかな、と思い立ち、
キーホールガーデンを作ってみることにしました。

ちょっと写真だと分かりにくいですが、石で囲まれた半円が左右にあり、
真ん中が通路になっています。。。
通路にいるのはノノです。 
右端の下にいるのは黒ディーヌです。

とりあえず草を刈って、形を作るところまでやりました。
なんか、堆肥的なものを投入した方がいいのでしょうが、
いちおう自然農だしな・・・

ネギや葉物など、料理しながら
「あ、あれがなかった!」といって取りにいくようなものを植える予定です。
半分ぐらい日陰になるので、日陰に強いものなんかも植えたいです。

2013年9月9日月曜日

菜っちゃん

6月ごろ、どこからか我が家にやってきたネコ、菜っちゃん(オス)。
本名・菜樽(なだる)。

テニスファンの友人に名付けていただきました。(^_^;)

たぶん、どこかで大切に飼われていたのでしょう、非常に甘えん坊で
どうも体も弱いらしく、

うちに来てから既に2回も、発熱と食欲不振で病院にお世話になりました。

さいわい二度とも回復し、今は元気です。
よく食べ、よく甘えています。


 我が家のネコにはない、なんとなく上品な薄墨色の毛皮。

おっとりと、 梅の木で爪をといでみる。

 移動のしかたもけっこうのんびり。

刈ったばかりの草の上はトイレに向いているらしい。

日差しがまぶしいわ。

まぶしいってば。

ちょっと不敵なつらがまえですが、本当はお上品なんですよ。

2013年9月8日日曜日

8月(と9月)のみつばち

みつばちたち、順調に巣が伸びていると思っていたら、
どうもいまひとつらしい。

師匠がいうには、もっとどんどん増えてもいいらしいのですが・・・

 8月4日
この群が分封したのは5月の終わり。
流蜜時期を微妙に逃したせいで、巣の伸びが悪いのかも?
あるいは、うちの方の蜜源が少ないのか。

 8月11日
写真の撮りかたで、巣が大きく見えたり小さく見えたりしますが・・・

 8月18日
師匠のとこの今年の捕獲群が、
巣箱についていたらしいスムシにやられ消滅したそうだ。
ウチにももしかしているかもしれないと言われ、おそれおののく。

8月21日
このころ、蜂たちが巣箱の外側にたくさんへばりついて、ぐったりしていた。
暑さのせいなのか、それとも農薬とか、何か原因があるのかよく分からないけど
何十匹という単位で死んでいた。。。もうだめかと思った。


 9月1日
しかし、特に全滅するでも逃去するでもなく、
その後もたんたんと活動するミツバチたち。

9月8日
それでも、少しずつ巣は伸びているようす。
今年の採蜜はムリと言われたけど、
元気で冬越ししてくれればそれでよいと思うことにします。